【S33使用構築】地面誘殺ゼクロムロンゲ〜結〜(最終1932/172位)
S33お疲れ様でした。
長きに渡る禁伝2体環境もついに完結ということで、記録に残します。
【構築経緯】
今シーズンは葉桜杯決勝までザシオーガ軸を使用していました。
前期のろうじんさんパの並びを参考に、調整は自分好みに変更しましたが、終盤水無効勢+ナットレイ等、露骨なオーガメタが増えたことや初手オーガサンダー対面でボルチェン→ラッキー引きorダイマの択が頻発し、立ち回りが不安定すぎたこと、ザシオーガが重いルギアに対して解答を見出せなかったことにより、泣く泣く解散。ひたすらろうじんさんの配信やアーカイブを観返して勉強しましたが、私には使いこなせませんでした。
結局終盤は使い慣れたゼクロム×ゴチルゼルを軸に戦っていました。並びはこちら。
これから紹介する構築は受け破壊に特化していますので、汎用性があるかは分かりません。ただ2ROMとも2桁〜200位までで安定して戦えていたので、それなりの完成度はあると自負しています。
前期までの課題であった、ゼクロムの技が「ザシアン+地面」に一貫しないことの回答として、ロンゲの型を大きく変更しました。詳しくは個体解説をご覧ください。
【コンセプト】
・受けは絶対許さない
・ヤンキープレイの合法化
・雷撃を一貫させて殴り勝つ
【個体解説】
ゼクロム@命の珠
特性:テラボルテージ
調整:陽気AS252 B4
技構成:雷撃/逆鱗/Wウイング/竜舞
受けポケモン絶対○すマン。
もっとも使い慣れており、一番強いと思っている型。地面タイプの被選出率がほぼ100%であることや後述するスカーフメタモンを採用していることにより、一見ヤンキーに見える盲目プレイも合法となる。ザシアンにダイドラグーンを撃つとなぜか裏のランドロスが吹っ飛ぶ。
最終日は技選択激つよマンになっていたので刺さった時はとても楽しかったです。
ホウオウ@厚底ブーツ
特性:再生力
調整:意地H204 A20 B196 D4 S36
技構成:身代わり/再生/聖炎/ブレバ
調整意図…HB:特化ザシアンのワイボ15/16耐え
S:同型ホウオウ意識
役割としては詰ませ、ゼクロムや後述するゴチルゼルの起点作成等。身代わり再生でのTODや、ホウオウのアイデンティティである聖炎が強すぎた。
環境のホウオウに珠が多く、打ち負けやすいことや、この構築にジオコンゼルネを止められるポケモンがいないので、ASチョッキ等にしても面白かったかもしれない。
ゴチルゼル@カゴのみ
特性:影踏み
調整:図太いH236 B252 C4 D12 S4
技構成:眠る/コスパ/アシパ/挑発
受けポケモン絶対○すウーマン。
ゼクロム受けとして出てくる低火力高耐久地面等をカモ鍋にする。
オーロンゲの壁と合わせれば、珠ゲロゲすら余裕で起点に出来るのがあまりにも強すぎた。
ダイナ対面で積み⇔眠るの繰り返しでTODが成立するため、イベルダイナ軸にも平然と出した。
コスパ3積み以上で剣舞のないザシアンの攻撃も眠るで枯らせる。
「イベル(黒バド)おるし出てこんやろ」と舐めてる人は考えを改めた方がいい。
ゴチルを使う以上急所負けは受け入れなければならないが、使い方次第でめちゃくちゃ化けると感じた。このポケモンのおかげで最終日も溶かすことなく戦えていたので、もっと早くから練習しておけばよかった。
特性:変わり者
調整:巨獣斬/アストラルビット/蒼い炎/ブリザードランス
調整:呑気HB252 D4(最遅)
剣舞ランド、エレキゼルネ、レシラム等どうにもならない並びへの最低限の切り返し。
ゴチルのおかげか、上位でも割とメタモンで崩壊している選出をされることが多く、それなりに刺さった。
ただスカーフ黒バドとの同速勝負は98%ぐらいの確率で負けていたので、スカーフに見える黒バドと当たった時は見聞色の覇気により敗北を見通していた。
テッカグヤ@残飯
特性:ビーストブースト
調整:図太いH252 B236 S20
技構成:身代わり/宿木/守る/放射
ゼクロムの相棒枠であり諸説枠。
剣舞珠ランドの攻撃は受からないので、混乱実持ちの鉄壁エアームドやHB剣舞ランド等にするとまた違った結果になった気はする。あまり上手に使いこなせなかったが、やどみがまもるのムーブが決まった時はニタニタしていた。
オーロンゲ@狙いの的
特性:悪戯心
調整:腕白H244 A4 B252 D4 S4
技構成:イカサマ/リフレク/光の壁/トリック
調整自体は特筆することもない普通のHB壁ロンゲ。
巨獣斬以外は壁がなくても大体なんでも耐えるので、安易に壁から入らず、まずイカサマで削ることを意識した。たまに舐めて剣舞してくるネクロやランド、白バドが無限の彼方に消えることがある。
前期は壁ターンに重きを置いて粘土を持たせたが、壁ターンが5ターンでも勝敗にそこまで影響しないことに気づき、地面タイプに雷撃を一貫させられるようにするために「狙いの的」を持たせてみた。一見ネタのようだがめちゃくちゃ刺さった。このアイテムのコンボにもっと早くから気づいていればレート2000も追いかけられたかもしれない。
【基本選出】
考えることは3つ。
・「オーロンゲを出す必要があるかどうか」…地面タイプに的を押し付けるため、カバラグランド入りには絶対選出する。イカサマの通りが悪かったり、ロンゲなしでもゼクロムを通せると思ったら無理には出さない。
・「メタモンを出せるかどうか」…メタモン受けがいるかどうかを判断する。ザシアンに対するヌオーや黒バドに対するポリ2等はゴチルゼルでキャッチできるが、バンギは無理なので考える必要がある。
・「ゼクロムを出せるかどうか」…相手のザシアンと組んでいる地面枠が何かを考える。カバラグヌオートドンゲロゲナットは的トリックまたはゴチルゼルキャッチでOKなのでゼクロムは出せる。
ロンゲ+ゼクロム+ゴチルゼルorメタモン…相手にメタモンがいる場合や、的トリックさえ決まればゼクロムが通る場合。壁下でコピーゼクロムの攻撃を頑張って耐える。
【重いポケモン】
・ゼルネアス…ホウオウで削ってメタモンでコピーする以外に処理ルートがない。なぜかは分からないが、とても重いのにゼルネ入りには全勝した。
・メタモン…コピーゼクロムの切り返しの回答がなく、舞った後にコピーされるとほぼ負け確なので、メタモン入りにはゼクロムを出さないで勝つルートを考える。どうしても出さざるをえない場合はオーロンゲとセットで出す。
・スカーフ黒バドレックス…ゼクロムで2舞できれば問題なく処理できるが、メタモンでなんとかする場合は同速勝負に負ける=敗北を意味する。
・レシラム…物理竜舞は無理。特殊なら壁と合わせて切り返しが可能。
【戦績】
TNぶらっきい™️ 最終172位/1932
TNモンブラン 最終196位/1920
【Special Thanks】
相談に乗ってくださったり、練習相手となってくださったHATさん、コウさん、ふみさん
対戦してくださったすべての方々
シンプルに時間がなく、終盤はほとんど潜れませんでした。その割にはまずまずの結果かなと思います。今後も精進して、いつか最終2000以上で終われるように頑張ります。