【最終3位】仲間大会「naguriai」使用構築

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今回はゆーつべさん主催の仲間大会「naguriai」(殴り合い)に参加させていただきました。

一週間ほどかけて考察し、それなりの結果を残せたのでメタゲームの記録として残します。

 

≪ルール≫

接触技のみ

・変化技禁止

ダイマックス禁止

 

まずこのルールにおけるトップメタを考えたところ、次の4体が思い浮かびました。

・ウオノラゴン

・ゴリランダー

・エースバーン

・Gヒヒダルマ

それぞれの対策を考える。

①「エラがみ」

貯水勢で受ける→このルールにおける貯水勢(ラプラストドンゲロゲ等)が弱すぎるため却下。

しょうがないのでタイプ相性によるごまかしで対応することとし、ナットレイをHBで採用。

鉢巻A特化の場合受け出しから残飯込みで一回しか行動できないが、鉄トゲ→はたき→鉄トゲの定数ダメによりホルードカイリューで縛れるため、機械的な処理が可能となる。

 

②「グラススライダー」

草半減タイプではゴリ押される(エスバ程度の耐久ではGF下鉢巻グラスラが受からないし、持ち物がプレートの場合はウドハン→グラスラで確2取られている)ため、「1/4のタイプ相性×回復手段」で流すこととし、物理受けとして優秀なマルヤクデ、アーマーガアを採用。それぞれゴツメ・きゅうけつとオボンを持たせた。一応前述のナットレイでも対策となっている。

 

③「エスバダルマ」

この2体のメインウェポンを考える。

エスバ→フレドラ、膝、捨て身etc.

ダルマ→冷パン、フレドラ、バカリキetc.

これらの技を半減以下で受けられるかつ裏にも負荷をかけられるポケモンを探したところ、マルヤクデを「もらいび」にすることで捨て身飛び跳ねる以外の全エスバに有利が取れることに気づいた。

 

ここまでで私がたどり着いた軸が、「マルヤクデ×ナットレイ×アーマーガア」という並びである。最強接触技のエラがみとグラススライダーに耐性を付けたことで、ほぼすべてのポケモンを見ることが出来ていると考えたので、サイクル下で中途半端には受からない超火力を押し付けることを目指し、アタッカーを考えた。このルールにおいて天候ダメやステロはほぼ存在しないと考え、ポテンシャルをフルに発揮できるカイリュー、初手性能・スイーパー性能の高いホルード、たすき先制技持ちは入れ得であるためシザリガーを採用し完成。

 

≪コンセプト≫

・硬めのクッションでサイクルを回し、有利対面では受からない火力で縛る

・定数ダメでの削り→高火力先制技で詰める

 

≪個体解説≫

①マルヤクデ@もらいび ゴツメ

調整:腕白HB252

技構成:炎のムチ/とびかかる/パワーウィップ/はたき落とす

役割対象:エスバ、ゴリラ、ダルマ、格闘、鋼etc.

 

たすきを持ちそうなポケモンに大体有利を取れるため、後投げしてたすきを潰す。ウオノラゴン以外のトップメタに強かった。

技構成はムチ、とびかかる、はたきまでは確定で、ラス1は体力管理の出来る「きゅうけつ」。

ムチでBを下げながらきゅうけつで詰ませるルートも取れていた。

特性については「炎の身体」と最後まで悩んだが、火傷にできるといっても所詮30%の確率ゲーでしかないこと、炎技でのゴリ押しがキツいことを考え、「もらいび」とした。主にウインディに後出しすると発動しやすい。

ルール上、岩技を採用することは実質不可能(岩シルヴァディのみ可能)で、その他の弱点である水・飛行技はナットレイが受けてくれるため、実質弱点はなかった。

今の禁伝環境でも、たまにザシアン受けとして使われていることがあるが、ザシアンを受けられるポケモンが弱いわけがない。

 

ナットレイ@鉄トゲ 残飯

調整:呑気HB252(S個体値0)

HB:陽気鉢巻エラがみ確定2耐え、ゴリ夢中バカリキ確定耐え

技構成:ボディプレ/ジャイロ/パワーウィップ/はたき落とす

役割対象:ウオノラゴン、ゴリラ、ミミッキュ、水、電気、岩、地面etc.

 

後投げして適当に殴るだけ。Aに振ってないナットレイの火力は信用出来ないが、殴られるだけで相手が削れていくので場に出ることに意味があった。

やどりぎも守るもないので過労死枠だったが、マルヤクデの相方としてよく頑張ってくれた。上に同じ理由でこちらにも弱点がなかった。物理特化にすると実はタイプ一致インファイトも一発耐える。

 

カイリュー@マルチスケイル 鉢巻

調整:意地AS252

技構成:ドラクロ/Wウイング/炎パン/神速

役割対象:ドラパミミ以外の有象無象のポケモン

ダメージ感覚:WウイングがH252ゴリラに121%〜

 

相棒枠でありバカ火力枠その1。逆鱗でこだわると隙だらけになるためあえてドラクロ。ほぼ詰めで出して神速しか撃っていません。意地鉢巻カイリューの火力は本当に病みつきになる。

 

④アーマーガア@ミラーアーマー オボン

調整:呑気HB252(S個体値31)

技構成:ボディプレ/アイヘ/ドリくち/とんぼ返り

役割対象:ドラパ、ミミッキュカビゴン、ゴリラ、格闘、鋼、竜etc.

 

カイリューとの縦の相性の良さのみで採用したが、実際は全然強く使えなかった。ミラーで後攻とんぼするために性格は呑気。

たらればだが、この枠をウインディやウオノラゴン等アーマーガアをワンパン出来るポケモンにしておけば圧勝できたと思う。

 

シザリガー@適応力 たすき

調整:意地H164 A252 S92

HB:珠ドラゴンアロー確定耐えライン、A特化、あまりS(4振り65族抜き)

技構成:アクアブレイク/はたき落とす/インファ/アクジェ

役割対象:有象無象のポケモン

 

バカ火力枠その2。たまたまHが10n-1であるのをいいことに珠で使おうとしたが、さすがにロマンが過ぎると思い、たすきでの採用。ただ、実際はたすきを盾にして動かす場面がほとんどなかったので、火力補助アイテムを持たせてもよかったです。

水技は外しがしょうもないのでチキってアクブレとした。外さない自信がある方はクラブハンマーでいいと思います。

 

ホルード@力持ち スカーフ

調整:陽気AS252

技構成:のしかかり/イカサマ/馬力/とんぼ返り

役割対象:アマガゴリラ以外のすべて

 

バカ火力枠その3。

スカーフ込みで最速ドラパルトを1だけ抜ける美しい種族値。ゴリラがいない構築には基本初手に出してとんぼ→ヤクデナットに交代でサイクルし、再度場に出た時は一貫のある技で殴っていく。初手ドラパと対面した場合はイカサマでワンパンし、いきなり3vs2スタートの状況を作り出すこともできた。

ホルードイカサマは「力持ち」という特性の仕様により、相手のAを2倍計算した攻撃となる。まさにイカサマ。

技構成はタイプ一致で火力、追加効果ともに優秀なのしかかり、10万馬力、インチキ技のイカサマ、対面操作用のとんぼ返りで確定。

ここまで良いことばかり書いていますが、実際は高耐久ボディプレ勢に返り討ちに遭うことが多く、刺さりはそこまでよくなかったです。

 

≪基本選出≫

ホルードの蜻蛉からヤクデナットで受け回して詰めるか、シザリカイリュー@1みたいな対面的なプランを考える。

 

≪重いポケモン

・アーマーガア

ワンパン出来る駒がいない上、しょっちゅう耐えられて返り討ちに遭いました。アッキボディプレis天才。

 

・岩タイプのシルヴァディ

一回当たりましたがボコボコにされました。

これを思いついた人は神様です。

 

・ヤドラン

再生力がずるすぎ。シザリガーカイリューがいたので何とかなりましたが、数値受けでくるくるされるとめんどくさい。

 

・その他硬くてカウンター連打してくるやつ(ソーナンスカビゴン等)

サイクルパではまったく歯が立ちませんでした。

 

 

≪結果≫

攻め駒のメタは張れていたが、受けのメタまで対策するべきでした。

最終レート1549 最終順位3位

2位狙いで撤退したので、結果に不満はありません。

当たったみなさん、対戦ありがとうございました。